離設防止に役立つ製品
離設対策には人の見守りだけでなく、機器の活用が不可欠です。早期発見と迅速な対応を実現するためにおすすめの商品も紹介するので参考にしてください。

機器の導入も不可欠
離設を防ぐためには出入口の施錠や職員による見守りが基本となりますが、すべてを人の目だけでカバーするには限界があります。離設は予測が難しく、わずかな隙に発生することも少なくないため、人力だけでなく機器を活用して異常を早期に検知し、迅速に対応できる体制を整えておきましょう。以下に離設対策に効果的な機器の一例を紹介していますので、お役立てください。
離床を検知する機器
離設の初期段階を把握するためには、入居者の起き上がりや離床を検知する機器が有効です。
ベッドを離れた際に職員に知らせる「離床センサー」です。体重の変化を感知し、ナースコールなどを通じて職員へ通知するため早期対応が可能になります。
検知する機器にはさまざまな種類がありますが、簡単に設置したいのならマットレスタイプがおすすめです。ベッドの横やマットレスの下に体重センサーを設置し、入居者の体重変化を検知した際に通知が届く仕組みです。たとえば、「コールマット・徘徊コールⅢ」は、ベッドの横に置くだけで使い始められる手軽さが特徴で、誰でも扱いやすい仕様になっています。滑り止め加工が施されているので安心して利用できるでしょう。
また、赤外線センサータイプは廊下や出入口に設置しやすく、工事が不要な場合も多いため導入しやすいでしょう。廊下や出入口などの動線上にセンサーを設置して人の動きを赤外線で感知し、即座にアラートを発するため、入居者が外へ向かう動きを素早く察知できるでしょう。非接触の「置くだけポール君」は、ナースコールへ自動通知できるセンサーです。抗菌仕様で衛生的に使え、設置や移動も簡単なため、医療・介護現場で扱いやすいのが特徴です。
また、位置や行動を把握できる送信機型の機器もあります。入居者が小型の発信機を身につけ位置情報を感知する、というものですが、扱いやすい反面、紛失防止の工夫が必要です。
離れた場所から様子を確認できるモニタリングカメラも有効な手段です。動作検知機能により起き上がりなどの変化を知らせる機能を備えた製品もあり、見守りの負担軽減にもつながります。
出入口付近での離設検知システム
施設内から外への移動を防ぐためには、出入口周辺での検知が重要です。赤外線センサータイプも有効ですが、入居者にICタグを装着し、出入口に設置した機器が異常な動きを検知するエリア検知システムもあります。
入居者が建物から外方向へ移動しようとする動きを検知できる装置なので離設の兆候をいち早く察知し、実際に外へ出てしまう前に対応することができます。
GPS機能を備えた端末
認知症患者は自分がどこにいるのかを正しく認識できず、元の場所へ戻れなくなるケースも少なくありません。また、名前や住所をうまく伝えられないことも多いため、発見時には「行方不明者」として保護されることがよくあります。
しかし、GPSで居場所を把握できれば捜索にかかる時間を大幅に短縮でき、事故やトラブルに巻き込まれるリスクを減らすことにもつながります。
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発生した時はどう動けばいいのか
初動対応について
離設発生時は警察へ速やかに連絡し、家族や地域と連携して対応します。発見後は入居者の安全確認を最優先とし、経緯を記録・共有して原因分析と再発防止につなげることが重要です。
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